先日、アメリカの大手通信事業者ベライゾンがAOLを買収することを発表しました。米GizmodoのMario Aguliar記者はこの買収をとても心配しています。通信会社とメディアの統合にはどんな未来が待ち受けているのでしょうか? ベライゾンが44億ドル(約5260億円)でAOLを買収した件は、ウェブ業界へのきまぐれな投資なんかじゃありません。この買収劇はこれまでの邪悪なメディアコングロマリットのような、メディアと通信が組み合わさった巨大企業を生み出します。そしてもろもろの事実を考えてみると、今回の買収はさらにタチの悪いものになるかもしれないのです。 ベライゾンはなんてものを買ってくれたんだ! 90年代、AOLがダイヤルアップインターネットで一世風靡したことを覚えている人も多いでしょう。AOLには今でも数百万人の契約者が残っているのですが、この10年でダイヤルアップは絶滅寸前。現在のAOLは
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