東京国際映画祭で『イップ・マン 序章』『イップ・マン』を観ました。原題は『葉問』『葉問2』、日本では2作目に当たる『イップ・マン』しか公開しないという噂。 この2作は詠春拳の師匠で、ブルース・リーにも教えを施した葉問(イップ・マン)の伝記映画。葉問をドニー・イェンが演じます。 『イップ・マン 序章』は感銘を受けましたよ。 お話は戦前から始まります。裕福な葉問(イップ・マン)は佛山という武術が盛んな土地で暮らし、人々から信頼される徳の篤い人物。詠春拳の遣い手としても優れていますが、謙虚なので武館を開くことはしません。それでもみんなが何かと相談にくるので、妻は葉問が自分の子どもより武術を大事にしていると癇癪を起こすため、なるべく自宅に武道家が訪れるのを避けたりと、恐妻家状態。 しかし日中戦争が起こり、葉問の立派な邸宅は日本軍本部に占拠されます。葉家族は一気に困窮へ陥り、一文無しでその日の米に事