【パームビーチ(米フロリダ州)=黒見周平】トランプ米大統領が10日の日米首脳会談後の共同記者会見で、在日米軍の受け入れに謝意を示したことに、注目が集まっている。 トランプ氏は会見場で隣に立つ安倍首相に向かい、「この機会に、あなたと日本の国民が米軍駐留を受け入れてくれていることに感謝する」と語りかけた。 トランプ氏は大統領選中、在日米軍の駐留経費について日本に負担増を求める考えを示していた。しかし、米国防総省の報告書によると、2002年の日本の負担率は74・5%で韓国やドイツより高く、日本側は理解を訴えていた。 トランプ氏は今回の会談に備え、米軍駐留の実情について“猛勉強”したとみられる。