LINEと検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングス(HD)が経営統合に向けて最終調整に入った。LINEは日本で約8千万人の会員を持つ対話アプリだが、成長に頭打ちの懸念が出ていた。時価総額で1兆円を超えるまで成長したスタートアップのスター企業はソフトバンクと組んで、新たな成長戦略に乗り出す。【関連記事】・ヤフーとLINE、統合合意を発表・ヤフー・LINE統合交渉 夏のトップ会談で動き出す・LINE、膨らむ投資が迫った統合LINEは14日、「企業価値向上のための施策の1つとして検討を進めているのは事実」と統合交渉を認めるコメントを発表した。統合による市場シェアや業績拡大への期待から同日の東京株式市場でLINEの株価はストップ高(制限値幅の上限)の水準で買い気配となった。韓国市場では親会社のネイバーの株価が一時12%高となった。LINEが置かれた競争環境は厳しくなっていた。対話アプリは