山陽随一の湯量を誇る名湯といわれ、“白狐伝説”が伝わる山口県山口市の「湯田温泉」。そのやわらかいお湯は、肌にしっとりとなじみ、湯上がりは“すべすべ”になると女性に人気です。立ち寄り湯はもちろん飲泉場や趣向を凝らした足湯も多数点在する湯田温泉の楽しみ方を紹介します。 山口県の瀬戸内海側の中央に位置する湯田温泉。東の岩国、西の秋吉台や下関、さらに北の萩・長門・津和野へと、いずれの方向へも高速道路や国道によるアクセスが良く、山口県観光の拠点として人気の温泉地です。 開湯は約800年前とされ、“白狐伝説”が温泉発見の由来として伝わっています。権現山と呼ばれる山の麓にあったお寺の境内で、傷ついた足を池につけている白狐を見かけた和尚さん。その池の水をすくってみるとなんと温かい、さらに池を深く掘ってみると熱いお湯がみるみる湧き出し始めた、というものです。 このため湯田温泉は「白狐の湯」ともいわれ、いたる