翻訳:植木 朝子出版社:筑摩書房装丁:文庫(348ページ)発売日:2014-10-08 ISBN-10:4480096310 ISBN-13:978-4480096319 内容紹介: 平安時代末の流行歌、今様。みずみずしく、時にユーモラス、また時に悲惨でさえある、生き生きとした今様から、代表歌を選び懇切な解説で鑑賞する。 『梁塵秘抄』――この素敵な本は、題で随分ソンをしているように思う。たまに持って歩いていると、若い友人たちから不思議そうな目で見られる。 「わっ、さすが、モト古典の先生!」 「なにそれ、宗教関係の本?」 ものすごく難しい本を読んでいると思われ、妙に尊敬されたりして、私自身は結構トクをしているのかもしれない。 歌の素晴らしさに、梁の上の塵までもふるえてしまうという故事にもとづいての命名という。なかなかいい話で、ここに集められた歌たちにも、まことにふさわしい。 が、現在の私たち
![『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』(筑摩書房) - 翻訳:植木 朝子 - 俵 万智による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1bf2a1797b3a90de28ba3e324002687bf1098d5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fallreviews.jp%2Fapi%2Fimage%2Fcontain%2F1200x630%2Fhttps%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51dZOpwv4KL.jpg)