没後40年を迎えた昭和後期の歌人・劇作家、寺山修司を追悼する演劇公演や映画上映などが相次ぐ。領域を横断した表現活動は「寺山ワールド」としていまだに色あせない。知る人ぞ知る「国際寺山修司学会」は愛知を拠点に、国際的見地から作品や功績を研究する活動をたゆまず続けている。 1983年に47歳で急逝した寺山を再評価しようと、学会は2006年5月、名古屋・金山の市民会館で設立総会を開いて発足した。学識者や演劇関係者ら100人超が集まった。 小劇場運動をリードした寺山主宰の前衛劇団「天井桟敷」の旗揚げメンバーで元妻の九條今日子さん(故人)も駆けつけた。「彼が逝って24年もたつというのに、『国際寺山修司学会』などという大それたネーミングの研究会を設立してくださったことにさぞや満足していることでしょう」
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