といっても、ジムのワークアウトではなく、破綻企業の再建+債権回収の話。これを、debt workoutという。いまターンアラウンドの授業を取っているのだが、今日のケースはここボストンを本拠地としていた、ポラロイドカメラのポラロイド社、ゲストは同社が破綻前のメインバンクであったBank of America のワークアウト部門の責任者。見るからに、こわそうなおじさんだ。 ところで、ケースを読んでいてなるほどなと思っていたのだが、銀行内の組織体制として、窓口となるローン担当者と裏でチェックする審査担当者、そして回収可能性が低くなった時点で登場するワークアウト部隊が別途いる。窓口担当は自身のP&Lを持っていて、貸付先の格付けが下がった場合には、自分のPLにつけられるコストが上がる。また、対象企業の取り扱いについては、基本的に審査とワークアウト部門で検討する。こうすることによって、窓口担当者が情に