ノルウェーのノード・トロンデラグ地域の公立病院で、スウェーデン国籍の医師が変な治療法を施しているという報告があった。その“治療法”とは、患者の肛門をマッサージすることで、あらゆる痛みを癒そうとするものだった。 地元当局は報告を受けてから2週間で、医師の解雇を決定した。 医師は母国スウェーデンのゴーセンブルグでも、個人クリニックを開業しており、肛門マッサージには効果があると主張している。 しかしながら、医師の“治療法”は本国スウェーデンでも問題視されていた。医師は、数年前、ストックホルムの病院に勤務していたときに、頭痛と腰痛を訴えていた老婦人に肛門マッサージを施した。しかし、老婦人はさすがに不審に思い、スウェーデン医療監視委員会(HSAN)に届け出た。 これを受けてHSANは、医師に警告を出した。だが、それでも肛門マッサージを他の患者にも施し続けた。少なくとも3回にわたって警告が出された。