4年目を迎える<ワールド・ハピネス2011>が、8月7日(日)東京新木場・夢の島陸上競技場で開催された。オープニングのOKAMOTO'SからYMOまで、大御所と若手が混じった緩急バランスのとれたミュージシャン16組が、7時間30分超にわたって繰り広げる異色の夏フェスだ。 ◆<ワールド・ハピネス2011>画像 ラストの出演のYMOは、『NO NUKES MORE TREES』と書かれた大きな旗を持ってステージに上がる。揃いの黒い衣装にも同様の文字。『反核/森林保護』。YMOからの強烈なメッセージが発信され、静かに始まった1曲目。公演前から話題になっていた新曲「Fire Bird」だ。 同フェスのシンボル『火の鳥』をモチーフに、坂本龍一と高橋幸宏が共作した『復興への道』をテーマにした鎮魂曲である。権藤知彦の吹く印象的なユーフォニウムの旋律の下に、ボレロを基調にしたリズムが遠くからこちらに近づい