10月12日のこと、フィージーのある学校で教師たちが見守る中、サッカーの試合が行われていた。ゴールキーパーをしていた12歳の少年の胸にシュートが直撃。少年は、その場に倒れた。 周りの者が駆けつけたが、少年は心停止に陥った。蘇生術の甲斐もなく、病院到着後、死亡が宣告された。 少年を診たアミ・チャンドラ医師が Fiji Times紙の取材に答えたところによると、少年には心臓に関するものを含めて既往歴が一切なかった。サッカー・ボールが胸に当たった衝撃が死を招いたと思われる。 ともあれ、『キャプテン翼』や『少林サッカー』の殺人シュートが洒落にならない話である。シュートを放った側の少年は、最初、得意満面だったかもしれない。だがゴールキーパーが死んでしまったのだ。