掛け軸のようにぐるぐる巻けます――太陽電池や水素・燃料電池の展示会「PV EXPO 2008」「FC EXPO 2008」(東京ビッグサイト、2月29日まで)で、フィルム型の太陽電池が多数展示されている。軽くて割れにくく、曲げられるのが特徴。登山に持って行ったり、iPodのポータブル充電器に応用するなど、使い方もさまざまだ。 富士電機システムズが展示しているフィルム型アモルファス太陽電池「FWAVE」は、基板にプラスチックフィルムを使い「サランラップに電極を付けたようなイメージ」(説明員)の太陽電池だ。 薄さは50μメートル、重さは1平方メートル当たり1キロ。ガラス基板を使った従来の太陽電池より軽く、自由自在に曲げられる。体育館などドーム型の屋根に貼り付けることも可能だ。 94年ごろから研究を始め、昨年10月、本格的に量産を始めた。アルピニストの野口健さんがエベレストに登る際、FWAVEを
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