KDDI研究所は29日、著作権を侵害するインターネット上の投稿動画などを自動検出する技術を開発したと発表した。著作権侵害には、人気サイト、ユーチューブを抱えるグーグルなど関係各社が神経をとがらせており、違法動画に歯止めをかける一助となりそうだ。 同研究所によると、新技術は撮影機器や編集方法などの製作工程の違い、撮影技術の優劣などから、プロとアマの映像の違いを判別する。 具体的には、(1)プロの画像は高価な機材を使って高品質だが、アマは相対的に画像性能が低い(2)安定した映像のプロに対し、アマは手ぶれなどが目立つ(3)プロは撮影後に映像編集や音入れを行うが、アマは基本的に撮影されたまま−などの特徴をとらえる。 動画コンテンツ約1600本を対象に検証し、プロとアマを正しく判別した精度は98%に達した。テレビや映画スクリーンをアマチュアのカメラで撮影しても、プロの映像と判断できるという。 グーグ