小牟田氏は、kuroの塗装にはカーボンが入っていると話す。「ここに光を透過させるのは、業界的には『不可能』とされていること。そもそも、光を通してはいけないところにカーボンの黒を塗るぐらいのもので、開発サイドにはそこを百も承知で『なんとか透過させてくれ』とお願いした」 neonのカラーリングを決める上で、ピュアな「白」と「黒」を用意することはすぐに決まった。もう1色は「音楽サービス『LISMO』を女性にも使ってほしいので、春らしいきれいな水色を」とmizuiroを採用している では、光が透過するはずのない素材をどうやって「光らせた」のか。残念ながら、この部分は今回のインタビューで唯一、話してもらえなかった。「教えることができない。(立ち会ったKDDIの社員を指差して)こうして、KDDIの人間も秘密をばらさないように見張っている」(笑) 詳細こそ明かせないものの、概要としては「最後は根性論にな