交通事故はいつ誰がなってもおかしくありません。一回の事故で一生を台無しにする人もいるのに、自分は大丈夫とどこかで思ってしまいます。そんな人に読んでほしい交通事故の体験談です。 今から十四年前の小学六年生の八月二十一日。夏休みも残り三日となった日の昼過ぎでした。 山形県の実家に住んでいた時の事故で、私は運転席側の後部席に座り、母が運転。助手席には当時5才の弟が乗っていました。 当時は今と違ってチャイルドシートの義務化はされていなかったので、幼稚園児の弟は普通に大人と同じようにシートに座っていました。 事故は祖父の家からの帰りに起きました。片側二車線の国道の大きな十字路で、信号は青でこちらは右折しようとしていました。 対面から来る10トントラックも右折しようとウインカーを出していたので、母は右折しました。 その間、私は近くにあるファストフード店の看板を見て、新商品を見ていたのですが、突然目の前