
コロナ禍の学校図書館:英国学校図書館協議会の報告書 佛教大学教育学部・松戸宏予(まつどひろよ) 2022年3月,英国学校図書館協議会(SLA)が英国の学校図書館と学校職員への新型コロナウイルス感染症の影響に関する報告書“School Librarians in Lockdown”を公開した。 ●背景と概要 コロナ禍で学校図書館員(以下「図書館員」)を取り巻く環境は厳しく,第一波の時点で一時解雇12%,代替業務29%,在宅勤務が52%であった。背景には,管理職や教員の図書館員の役割やスキルに関する理解の欠如があった。 では,図書館支援団体(以下「支援団体」)が協働してどのように学校図書館(以下「図書館」)関係者を擁護するのか。また,図書館員のみならず,図書館を支える支援団体や学校管理職がどのような役割を担うべきか。報告書では管理職を含む教員による,図書館員とのコミュニケーション向上や図書館員
図書館総合展2022カンファレンスin鳥取の事後配付資料です。 図書館総合展2022カンファレンスin鳥取の全体プログラムはこちら 動画はこちら(図書館総合展のサイトへリンク) 基調講演 「デジタル社会の行き着く先にライブラリアンが果たしうる役割を考える」(サイトへリンク) 講師:清田 陽司(一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)会長) 講演 「デジタル時代のシティズンシップを支えるのは誰か?」(PDF:4.8MB) 講師:豊福 晋平 (国際大学グローバルコミュニケーションセンター准教授・主幹研究員) セッション1 『現在を語る』~GIGAスクールと学校図書館~ 「高森町の現在地」(PDF:6.4MB) 宮澤 優子(高森町立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター司書) 「GIGAスクールと学校図書館:鳥取西高図書館の取り組み」(PDF:2.5MB) 小林 みちる(鳥取県立鳥取西
2023年1月18日(水) に、デジタルライブラリーにかかわる研究や最新動向をもっと身近に、もっと楽しくするオンラインイベント「NDLデジタルライブラリーカフェ」を開催します。本イベントでは、「サイエンスカフェ」の手法を取り入れ、研究者や各分野で活躍されている人をゲストにお迎えし、ゲストが紹介する最新の話題について、参加者を交えて語り合います。 目次 イベント概要 テーマ プログラム概要・発表者(敬称略) 日時 開催形態 定員 参加費 参加方法 過去のイベント お問い合わせ先 イベント概要 国立国会図書館は、「ビジョン2021-2025 -国立国会図書館のデジタルシフト-」を掲げて、2021年から2025年までの5年間に100万冊以上の所蔵資料のデジタル化を進めるとともに、OCR(光学的文字認識)による全文テキスト化も行い、検索や機械学習に活かせる基盤データとすることを目指しています。 デ
【開催の記録(動画と資料)】 ※プログラム一覧はこちらから ※各日の資料はこちらから ■11月26日(土)9:00~17:20 図書館総合展2022 カンファレンスin鳥取(会場:県民ふれあい会館) ※各日の資料はこちらから ◆開会行事 ・主催者挨拶 ・鳥取県教育委員会教育長挨拶 ◆基調講演「デジタル社会の行き着く先にライブラリアンが果たしうる役割を考える」 ・講師:清田陽司(一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)会長) ◆講演「デジタル時代のシティズンシップを支えるのは誰か?」 ・講師:豊福晋平(国際大学グローバルコミュニケーションセンター准教授・主幹研究員) ★《お詫び》事務局の不手際により講演の後ろ部分が切れております。お詫び申し上げます。講演資料にてご確認ください。 資料はこちらから。 ◆session#1「『現在を語る』~GIGAスクールと学校図書館~」 ・宮澤優子(高森
知識を、 生きる力に。 ジャパンナレッジSchoolは中高生に役立つコンテンツを一括検索・ 閲覧できる、学習・探究活動に最適な“オンライン図書館”です。 ■EDIX東京2025出展情報 ジャパンナレッジSchool(運営:株式会社ネットアドバンス)は、小学館グループの一員として、4月23日から25日まで東京ビッグサイトにて開催される「EDIX東京」に共同出展いたします。 今回は、「ジャパンナレッジSchool」のほか、小学館グループの各企業が展開する教育関連事業をご紹介します。 ジャパンナレッジブースでは、サービスの紹介だけでなく、実際にサービスを体験できるほか、清教学園中・高等学校の山﨑勇気先生と生徒の皆様にご登壇いただくイベントを開催する予定です。 皆様お誘いあわせのうえ、ぜひ小学館グループのブースにお越しください。 開催期間 2025年4月23日(水)~25日(金) 10:00~18
2022年12月1日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、2022年度「学校図書館調査」の結果を公開しました。 2022年6月に全国の小・中・高校から都道府県ごとに3%無作為抽出して調査を行い、小学校330校、中学校194校、高校114校から回答を得たと述べられています。毎年調査を行っている「蔵書」「経費」の他、今回は「教科等の学習での学校図書館・情報機器の利用」「図書の購入と選定」「コロナ禍を経た学校図書館の運営上の工夫」を特設したとしています。 お知らせ(全国SLA) https://www.j-sla.or.jp/news/sn/ ※2022年12月1日付で、「2022年度「学校図書館調査」の結果」が掲載されています。 2022年度「学校図書館調査」の結果(全国SLA) https://www.j-sla.or.jp/news/sn/2019-4.html 「学校図書館調査」の結果
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。 しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新) ********************* 令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々
2022年11月14日、学校図書館問題研究会が「2022年度 私たちの課題」を公開しました。 2021年6月から2022年5月までの教育と学校図書館を取りまく状況、同期間の学校図書館問題研究会の活動報告、学校図書館問題研究会の活動方針等がまとめられています。掲載ページでは、会員が「2022年度 私たちの課題」を基に学校図書館の充実と発展のため民主的な研修の場で議論を尽くすことを希望すると述べられています。 学校図書館問題研究会 http://www.gakutoken.net/ ※「学図研の最新情報」の欄に、2022年11月14日付で「「2022年度 私たちの課題」掲載しました」とあります。 私たちの課題(学校図書館問題研究会) http://gakutoken.net/opinion/mission/ 2022年度 私たちの課題(kadai-2022.pdf)[PDF:1MB] http
宮澤 優子(みやざわ・ゆうこ) 長野県高森町立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター 司書 公共図書館司書を経て2008年より学校司書。学校司書および校内ICT担当として、学校図書館の「読書センター・学習センター・情報センター」の機能とGIGAスクール構想をつなぐ。子どもたちの日常の学びのために、そして学校図書館機能の確かなアップデートのために、子ども読書支援センターを中心に町内の司書たちと日々奮闘中。Google認定教育者Lev.2、GEG Minami Shinshu 共同リーダー そう語るのは、長野県高森町立高森北小学校(以下、北小)で学校司書を務める宮澤優子氏だ。現在、学校司書の研修講師や講演などに引っ張りだこの宮澤氏だが、公共図書館を経て14年前に学校司書になった頃は「学校図書館を読書センターとしてしか捉えていなかった」という。学校現場に入って初めて、公共図書館とは求められる
全国の学校でGIGAスクールが実施されながら、学校で地域学習を計画しようとすると、地域を知る情報源がネット上には極めて少ないことが直ちに顕在化する。特に学校区の情報源は殆どの地域においても存在しないと言って過言ではない。さらには地域資料があっても、教員の経験不足等の理由によりその活用が図りにくい課題がある。 以上の課題を解決するため、これからの学校教育に求められる児童生徒の主体的で探求的な学びを包摂的に支援できる分散型デジタルコモンズサービスd-commons.netを用いた「d-commonsメソッド」により、校内資料のデジタルアーカイブ構築に取り組んだ。校内資料のデジタル化は「やればできる」ことなのに、学校現場ではその課題の気づきや実践が行えない壁がある。その壁を取り除き、DX時代にふさわしい地域学習の環境づくりが全国の学校で進んでいくことを期待したい。
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