トップ > 北陸中日新聞から > 北陸写真ニュース > 記事 【北陸写真ニュース】 加賀市沖で南方系のカニ トゲミズヒキガニ Tweet mixiチェック 2011年8月12日 石川県加賀市沖で初めて捕獲されたトゲミズヒキガニ(下のスケールは幅約1センチ) 海水温上昇、冬生き延びる? 日本の太平洋岸や熱帯の海に生息し、日本海側ではこれまで鳥取県でしか見つかっていなかった「トゲミズヒキガニ」が、石川県加賀市の沖合約十キロで漁船の網にかかった。調査した日本海甲殻類研究会の本尾洋会長は、地球温暖化などの影響で日本海の水温が上がり、寒さに弱いカニが冬を生き延びたとみている。 (今井智文) カニは十日、水深約百メートルの海底で同市の漁業大井輝夫さん(65)の刺し網にかかった。甲羅の長さは一・一センチ、幅一センチ弱。足を広げると八センチほどになる。甲羅の形やとげなどの特徴から、本尾会長はトゲミズヒ