印刷 【動画】広島から気仙沼のカキ養殖支援地元の漁業者(右)とイカダ造りをする広島県のカキ養殖業者の男性=26日午前9時35分、宮城県気仙沼市の宿舞根漁港、遠藤啓生撮影 東日本大震災でカキの養殖施設が全滅し、生産再開が危ぶまれていた宮城県気仙沼市に26日、強力な助っ人が現れた。カキ生産全国一の広島県が養殖業者13人を派遣し、持参した資材でイカダ造りを始めた。気仙沼市の養殖業者は「生産へ踏み出せる」と大喜びだ。 約600台のイカダ全てが流失した気仙沼市唐桑町の宿舞根(しゅくもうね)漁港で、地元の業者約40人と取り組んだ。派遣や資材の費用は、広島県が緊急支援事業として1800万円を予算化したほか、伊藤忠食品(東京)が1千万円を資金提供した。 現地入りした広島県の冨永嘉文農林水産局長は「同じカキの産地として何としても助けたい」。地元で養殖業を営む畠山政則さんは「これで来年秋には、例年の半分