小沢一郎氏の終焉 - 池田信夫 blog

1993年6月18日、小沢一郎氏が宮沢内閣不信任案に賛成して自民党政権を終わらせた瞬間を、私は国会内の中継車で見ていた。歴史の歯車が回る音が聞こえたような気がした。自民党最大の実力者が党を割って出る決断力に感銘を受け、「リスクをとらなければ何も変わらない」と心に決めて、その1ヶ月後に私はサラリーマンをやめた。そのとき以来、小沢氏の動きにはずっと注目してきたが、細川政権の崩壊以後は、その決断がすべて裏目に出て、結果的に自民党を延命するという同じパターンの失敗を繰り返してきた。 彼の最初の失敗は、1991年、海部首相が辞任したとき、後継首相に党内で一致して推されたのを断ったことだ。当時49歳で党内の権力を握り、まだ何度でもチャンスはあると思ったのだろう。彼の持論は、自民党の福田派と田中派の流れが二大政党として政権交代を実現する保守二党論だったから、政治改革で主導権をとり、中選挙区制に固執する

[webmarksjp]

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[ultraquiz]

自民党の打倒を唱えながら、くりかえし保保連立を画策する小沢氏の矛盾した行動の背景には、自民党が分裂しない限り安定した二大政党はできないという信念がある。それはそれなりに筋の通った政治理念なのだが、彼は

[kechack]

小沢一郎の失敗を書き並べてくれているが、あれだけ失敗を繰り返してもなぜ復活するのかという考察ぬきにこの政治家は語れないのでは？

[ioioi]

でも小沢だよ。留任みたいだしな

[maicou]

終わりの始まり。

[morutan]

かつて番記者だった人から田中角栄の家にいったときに書生だった小沢一郎と会ったことがある、と聞いたことがあります

[kurokuragawa]

「年金未納」を理由に（くだらない！）代表選から降りたときから終わってた

[I11]

良エントリー。世界的に新自由主義から中道リベラルへと政治潮流が変化するなか保守二党論・保守連立を目指した小沢は時代を読み違えた。という意味では小沢一郎も時代に追われた政治家の一人なのだろう。

[hasenka]

まったく一人で日本の政治をかき回してきたのね。そう考えるとそれ以外の人の存在感の無さはどうなんだ。日本の政治は一人対その他大勢で回っていたのか。一人の大物後は雑魚

[mame-tanuki]

＼(＾o＾)／小沢一郎終了のお知らせ＼(＾o＾)／

[Pandasista]

小沢は剛腕ではなく腕白、壊し屋ではなく気分屋であった。

[walkinglint]

> それはそれなりに筋の通った政治理念なのだが、彼はそれをいつも側近で固めて裏取引で合従連衡を進める派閥的な手法で実現しようとし、その独善的な体質が反発を招いて、失敗を繰り返してきた。

[sizukanayoru]

『彼の持論は、自民党の福田派と田中派の流れが二大政党として政権交代を実現する保守二党論だったから、政治改革で主導権をとり、中選挙区制に固執する守旧派を追い出すつもりだった。』( ..)φﾒﾓﾒﾓ

[ask11]

わかりやすい

[sarutoru]

→小沢氏を過大評価の印象。彼の政治的功績は93年宮沢不信任決議時がピークで、民主がガタガタになり自民延命の一大要因となるほどの影響力はないのでは。