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『複雑化の教育論』をめぐるロングインタビュー その2 - 内田樹の研究室
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『複雑化の教育論』をめぐるロングインタビュー その2 - 内田樹の研究室
――新刊『撤退論』では、人口減とどう付き合っていくかという話題がありました。人口減が進み、日本語話... ――新刊『撤退論』では、人口減とどう付き合っていくかという話題がありました。人口減が進み、日本語話者が減っていく中で、国語教育はどうあるべきでしょうか。 人間は新しいアイディアを母語でしか創り出すことができません。そこまで言い切るとちょっと言い過ぎですけれども、知的なイノベーションの豊かさと母語の豊かさの間にかかわりがあることは間違いありません。イノベーションをもたらすのは、まだ輪郭の定かならぬ「星雲状のアイディア」ですけれども、そのアイディアの意外性は、その人がどれほど豊かな「母語のアーカイブ」を利用できるかに相関しています。これが国語教育を考えるときの一番ベースに来るべき前提だと思います。 豊かな語彙を持つこと、鮮やかなレトリックを駆使できること、とりわけ「新しい概念」に対応する新語をあてがうこと、それは知的なイノベーションにとって不可欠ですけれども、これは母語によってしかできません。