拳論！GEN-RON 袴田事件、動いた 衣類ＤＮＡ再鑑定へ

１９６６年に４人が殺害された「袴田事件」で、死刑判決を受けながら冤罪を訴え続ける元プロボクサー、袴田巌さんの第２次再審請求で、１日の静岡地裁、静岡地検、弁護団による３者協議の末、証拠となった衣類５点の血痕についてＤＮＡの再鑑定を行なう見通しとなった。 これら衣類は、起訴から１年後の公判中に、味噌工場のタンクから見つかったとされるもので、袴田さんが犯行時に着用していたと静岡地裁に認定されたもの。弁護団は「衣類には袴田さんの血も被害者の血もない。衣類は検察の捏造」としていたが、 ００年の第１次再審請求では「鑑定不能」とされていた。現在の鑑定技術では精度の高いＤＮＡ鑑定が可能という専門家の見立てが後押しとなり、鑑定は早ければ８月下旬にも開始される。 この件は弁護団、支援者が一貫した訴えを地道に行なってきたことが全ての源となっている。彼らの主張する内容は客観的に見ても説得力を感じるが、そこから司法

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