デーリー東北：北奥羽ニュース：心ポカポカ＊日汁物、被災者に提供(2011/04/03 11:07)

東日本大震災後、八戸市鮫町にある八戸シーガルビューホテルは、「被災者に元気になってほしい」と毎日欠かさず鮫公民館に身を寄せる避難住民に温かい料理を提供し続けている。太平洋に臨む鮫町地区で長年親しまれてきた同ホテル。「被災した地域住民に恩返しがしたい」と全従業員が協力する。住民は「おいしくて本当にありがたい」と、善意の一杯≠ﾉ心と体を温めている。 同ホテルは震災があった３月１１日から１３日まで避難場所となり、従業員が泊まり込みで支援。寒さに震える避難住民のために、温かい料理を作った。 従業員の中に、自宅が被害に遭い避難所生活を強いられた人がいた。避難所で配られる救援物資の食べ物は弁当やおにぎり、パンがほとんどだという。久慈剛支配人（４１）はこの従業員から「温かいものが食べたい」と避難住民としての生の声を聞いた。 「避難しているのは地元の方々。こういう時に何かしたい」。他の従業員も同じ気