震災時の高速渋滞防げ…迂回路整備・実態調査も （読売新聞） - Yahoo!ニュース

首都直下や南海トラフといった大地震の発生が想定される中、国土交通省が道路網の整備に頭を悩ませている。 緊急車両の通行などに高速道路は欠かせないが、日常的に発生する渋滞が足かせになる可能性が高く、迂回路となるはずの東京外環道などの建設も進んでいない。同省は未開通区間の整備を本格化させるほか、初めて渋滞ポイントの実態調査に乗り出した。 ◆遅れる環状道路 「首都圏の交通には致命的な欠陥がある。環状道路がきちっとつながっておらず、（震災時には）非常に大きな支障が生じるだろう」。今月２日の参院予算委員会で前田国交相は危機感をあらわにした。 首都圏にある環状道路（首都高速中央環状線、外環道、圏央道）は、東名など高速９路線と接続する予定だが、昨年４月時点の整備率は４７％にすぎない。 同省によると、仮に全線が完成すれば東名から都心環状線に向かうルートは１４７０通りにもなる。しかし現在、東名は外環

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震災時の高速渋滞防げ…迂回路整備・実態調査も