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<広辞苑>「那智黒」で誤った記述 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
広辞苑が黒色の硬質な粘板岩「那智黒(なちぐろ)」について、三重県熊野市産にもかかわらず、「和歌山... 広辞苑が黒色の硬質な粘板岩「那智黒(なちぐろ)」について、三重県熊野市産にもかかわらず、「和歌山県那智地方に産出」と、誤った記述をしていることが同市への取材で分かった。同市によると、那智黒は碁石やすずりの原料として知られ、これまでに那智地方で採掘されたことはないという。岩波書店(東京都)の広辞苑編集部は「次回の改訂版では、専門家の意見を聞きながら修正を含め検討したい」としている。 熊野市教委によると、「那智黒石」とも呼ばれ、同市神川町周辺で採石。アクセサリー類にも加工され、熊野古道の巡礼者らの土産品として販売されている。明治期以降、土産としての需要が高まり、和歌山県那智勝浦町の「熊野那智大社」周辺でも販売されていたことから混同した可能性があるという。 熊野市が1997年ごろ、広辞苑など184種類の辞書や事典を調べたところ、38種類で誤りが見つかり、出版各社に文書で申し入れていた。大半の
2013/08/27 リンク