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「お前、壊れちゃったな」難病の当事者・頭木弘樹が美学者・伊藤亜紗と語りあった“治らない体”のリアリティ | 文春オンライン
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「お前、壊れちゃったな」難病の当事者・頭木弘樹が美学者・伊藤亜紗と語りあった“治らない体”のリアリティ | 文春オンライン
伊藤 そうですね、かなり強い痛みを経験されてきた頭木さんの前で言うのもおこがましいですけれど、中... 伊藤 そうですね、かなり強い痛みを経験されてきた頭木さんの前で言うのもおこがましいですけれど、中学生の頃に病気をしたときの痛みが記憶に残っていますね。でもやっぱり一番の痛みは、出産のときの陣痛です。 頭木 無痛分娩は選ばれなかったんですね? 伊藤 私が出産した当時はまだそれほど一般的ではなく、この数年で一気に一般化した印象があります。「痛みを伴って人は生まれてくること」が自然だった時代から、「痛みを回避できるなら回避しよう」という変化がいとも簡単に起こったのが不思議です。 ただ、仮に当時の病院で選べたとしても、私自身は「産痛を経験しておきたい」という研究者としての好奇心のほうが勝った気がします。難病と違って、陣痛は“先輩が多い”世界じゃないですか。だから「先輩たちが通ってきた道だから大丈夫」という安心感があったようにも思います。でも実際に経験してみたら、助産師さんからアドバイスされていた様

