帝国陸軍は愚かで非合理だからアメリカと戦争したのか？

「8月や、6日、9日、15日」という詠み人知らずの歌がある。広島に原爆が落とされた8月6日、続いて9日に長崎、そして15日無条件降伏（ポツダム宣言の受諾）である。 8月15日には、陸海軍を中心に戦争時の資料が大量に焼かれた。今でも「大本営発表」というと悪い意味で使われるように、戦時中は負けているにもかかわらず、勝っているような発表がされ、負けてしまえば、責任逃れのために資料を焼いた（公文書を粗末に扱うという官僚の悪弊は今にも引き継がれているということだろうか……）。 このように昭和の軍部、特に帝国陸軍は、非合理主義で、極端な精神主義に走った組織という認識が一般的だ。 ところがそんな陸軍が、開戦前に日本を含め、アメリカ、イギリス、ドイツなどの主要国の「経済抗戦力」について調査を行っていたという。陸軍主計中佐・秋丸次朗をリーダーとして調査組織を設置した（通称「秋丸機関」）。 秋丸機関の調査によ

[Ayrtonism]

博打を打ちたくなる気持ちは、まあ分からんでもない。ただ、ミッドウェーで負けた時点で博打は失敗に終わったのだから、さっさと損切りをしないといけなかった。日本は開戦より「負け方」が悪かったと思う。

[REV]

現状を把握できないほど愚かではなかったが、「ジリ貧ドカ貧」を排除できるほど賢くは無かったと。

[yoko-hirom]

プロスペクト理論に従った決断だから合理的との謎主張。プロスペクト理論は，“非”合理的決断の背後にある認知バイアスについて説明するものなのだが。

[cider_kondo]

開戦経緯見ると海軍の役割がかなり大きいがな。山本五十六はマジ歴史歪めるレベルの発明家／id:operator＜それだと3年後に両洋艦隊法(1940年)で倍増した米艦隊に全力で殴られるので…。打開策が真珠湾奇襲(打開できてない

[njamota]

1.開戦しなければ2-3年でジリ貧、2.開戦しても高確率でドカ貧、3.低確率だが上手くいけば開戦して講和に持込める。ここで3を選んじゃう行動経済学の「プロスペクト理論」。「非合理的な陸軍が無謀な戦争」は戦後の気分

[kz78]

どのみち、当時の世論を考えると戦争回避した政権は倒されて開戦派が政権とると思うんだよね。

[maturi]

　そして、（国立情報学研究所が運営し、全国の大学の蔵書などを調べることができる）CiNii（サイニイ）Booksで、『独逸経済抗戦力調査』が静岡大学図書館にあること発見しました」

[AKIMOTO]

命令されて原本は焼却したけど各個人は資料キープしてた、という話で、森友学園問題で後から資料見つかった話と特に違いはないと思う

[fuldagap]

1941年後期、何であれ選択肢ないような気がするのだけれど、むしろ北部仏印進駐あたり「合理的」に説明できるのかというのが気になる

[TANAKASATOU]

秋丸機関は南進しろなんて言っていない、独逸経済抗戦力調査を元に戦備を整えたドイツと違って日本はシナ事変で戦備を整えられていない南進は不可能、日本は北進や南進ではなくシナ事変の終結をしろが秋丸機関の全て

[suganokei]

こちらに想を得て、記事を書きました。→帝国陸軍の対米開戦決定は「合理的」に説明できるのか - ブロスペクト理論について考えてみたhttp://dimofsoul.mitona.org/entry/sensou-totunyuu

[b4takashi]

一か八かの勝負に出る！で真珠湾奇襲はまあ成功の部類として、その後ジリジリ負け続ける時にどう損切りできるか、というのが肝心なのだろうなあ

[hiroomi]

”正しい情報があったはずなのに、なぜこのような選択をしたのか？」。この問いは”

[securecat]

手元の3、4000円を払う話と占領されて食い物にされる話っての、行動経済学なら同列に計れる話なの？

[operator]

対米開戦はせず（真珠湾攻撃はせず）に南進するのがベストだったんじゃ無いかな。ルーズベルト大統領は、真珠湾攻撃がなされなかった場合、対日開戦の議会承認は得られなかっただろう。フィリピンはスルーで。

[type-100]

手段がおかしいのではない。目的がおかしかった。できそうもない事をやろうとしたら博打みたいな手段に頼らざるを得ない。

[jfkintko]

プロスペクト理論で説明できるとは。なるほど。情報に価値を認めず、集団浅慮に陥ったのは間違いないけど

[fuktommy]

帝国陸軍は愚かで非合理だからアメリカと戦争したのか？ ～『経済学者たちの日米開戦　秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く』牧野邦昭・摂南大学経済学部准教授に聞く～ @WEDGE_Infinityから