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教訓生きた熊本地震の初動対応(前編)物資遅配解消のカギは“プッシュ型”ד岩手方式”
熊本地震から1カ月。支援物資の遅配も本震の1週間後にはほぼ解消されていた。被災地ではITの活用やボラ... 熊本地震から1カ月。支援物資の遅配も本震の1週間後にはほぼ解消されていた。被災地ではITの活用やボランティア団体と行政の連携といった、支援物資輸送の新たな取り組みが既に始まっている。2週間で復旧したライフラインも、全国から事業者が応援に駆け付け、随所に東日本大震災の教訓が生きていた。過去に学び、将来に備える災害大国日本。今回は物資輸送と都市ガス復旧の舞台裏を2回に分けてレポートする。 「2時間並んでコッペパンが1個ということも最初はありましたが、今は1日3回きちんと炊き出しをもらえています。自衛隊や役所の人、ボランティアの人にも本当に助けてもらいました。誰かに不満を言うことは全然ありません。この大変な中、本当にみなさん良くやってくれています」 約850人が避難する熊本県益城町総合体育館。80歳の松本次郎さん(仮名)は、布団の上で身体を起こしながら感謝の言葉を口にする。表情は穏やかだが、置か
2016/05/15 リンク