ほんとの空へ・お～い福島：除染の責任明確に＝吉田弘之 ／福島 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

米ワシントン州のハンフォード核施設を取材したのは１９９８年８月。敷地は約１５００平方キロと福島県の１０分の１の広さで、一般人の立ち入りは禁止されている。見渡す限りの不毛地帯に、朽ち果てた原子炉などが点在していた。 施設は、４３年に原爆製造の「マンハッタン計画」のため造成され、長崎に投下された原爆のプルトニウムを生産した。冷戦末期の８７年まで稼働した。ずさんな管理のため膨大な量の放射性物質が一帯を汚染し、多数の周辺住民が被ばくした。８９年から本格的な除染作業が行われている。 土壌汚染のほか、地中には高濃度の放射性廃棄液が入ったタンクが１７７基埋めてある。だが記録が不備で、約５０基は埋めてある場所さえわからないと、専門家が嘆いていた。 ハンフォードに比べ、民家や学校、路地を除染しなければならない福島の方が大変である。政府は、汚染土壌や廃棄物を保管する中間貯蔵施設について、建設場所を福島県内とす

[kechack]

迷惑施設は誰かがババを引かないといけない。民主主義で決定するのは一番難しい問題。政府が悪者になってでも、誰かにババを引いてもらう交渉をする必要がある。ただババを引くのはいつも金に釣られる過疎地という現