保育所待機児童：民間の定員９７０人増へ－－県来年度予算方針 ／滋賀 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇５市で新設や増設 県は１９日、保育所の待機児童対策として、来年度予算で民間保育施設の定員を９７０人分増やす方針を固めた。不況で共働き家庭が増えたことなどから都市部で待機児童が急増しており、国の経済対策予算を積み立てた基金を活用し、働く女性の子育て支援につなげる。【安部拓輝】 保育所の入所を市町に認定されながら、希望する施設が満員で入所できない子どもを県は待機児童とカウントしている。００年以降、市町は保育所の定員を１０年間で約４０００人分拡大したが、０９年４月の待機児童は前年の２６２人から約１・６倍の４１１人に増加した。県は「長引く不況が家計を直撃し、働きに出る母親が増えたのが大きな要因」とみている。 来年度予算では、希望のあった長浜、彦根、近江八幡、守山、大津の５市の民間事業所計１６カ所で保育施設の新設や増設を進める。国の経済対策補正予算で積み立てた基金から約１５億５０００万円を充てる予