余録：１９２３年９月１日の関東大震災で壊滅した東京の… - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

１９２３年９月１日の関東大震災で壊滅した東京の復興にあたる「帝都復興院」が設けられたのは同じ月の２７日だ。震災直後、ロウソクの明かりで行われた任命式で就任した後藤新平内相の帝都復興の議と復興省設立提案に応じたものであった▲空襲で焼け野原となった都市の復興事業にあたる「戦災復興院」の設立は、８・１５からの混乱が続く４５年１１月５日だった。その翌月には戦災地復興計画基本方針を素早く提出できたのは、後に運輸相をつとめた大橋武夫が戦時中から準備した素案があったからである▲こうみると混乱の中でも強いリーダーシップが復興機関を牽引（けんいん）したのが分かる。逆にいえば東日本大震災からほどなく１年という段になっての復興庁設立の示すところも明白であろう。ただ今はそれをあげつらうより被災地の直面する問題解決を優先せねばならない▲専任の復興相に平野達男復興担当相が就任し、東京を本部に「復興局」を盛岡、仙台、福

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後藤新平の話を出すならそれがどんな結末を迎えたかまでちゃんと言わないといかんでしょ