宮崎県の東国原英夫知事(50)が10日、自民党総裁選で優位に立つ麻生太郎氏に「ばらまき政策はよくない」とダメ出しした。 この日、東京・日本橋高島屋での県産品展に出席し、料理人のいでたちで宮崎牛を焼いて切り分けるパフォーマンスを見せたが、帰り際に、地方に財政出動する景気対策を打ち出す麻生氏をバッサリ切った。「麻生さんは今回最初からばらまきを示唆している。以前は改革派の旗頭だったのに。国民の大切な税金を使うわけだから真剣に考えてほしいわけですよ」と顔を真っ赤にして怒った。 また、麻生氏が9日に議員会館を渡り歩いて「総裁選よりも総選挙だからね」とはしゃいでいた姿にも疑問符をつけた。「票取りという揶揄(やゆ)もある。総選挙をどう戦うかに目がいっていて、足もとしか見えていない。中長期の日本のビジョンをちゃんと示すべきです」と声を強めた。 さらに、発表した政策に具体性がない点も指摘し「明確な数値目標や