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深海熱水噴出域から浅海へ旅する貝の幼生- 海洋表層で分散するミョウジンシンカイフネアマガイ
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深海熱水噴出域から浅海へ旅する貝の幼生- 海洋表層で分散するミョウジンシンカイフネアマガイ
海底火山や海嶺、海洋プレートの沈み込み帯周辺には100℃を超える海水が吹き出す熱水噴出域があり、固有... 海底火山や海嶺、海洋プレートの沈み込み帯周辺には100℃を超える海水が吹き出す熱水噴出域があり、固有の貝やエビ・カニ・ゴカイ類が生息しています。これらの動物は、太陽光エネルギーに由来する光合成生産には依存せず、熱水に含まれる硫化水素やメタンを用いたバクテリアの化学合成生産に支えられており、深海としては例外的に高密度の集団を形成します。一方、数十年から数百年の時間スケールでみると、個々の噴出域における熱水活動は、衰退・停止することがあります。よって、熱水性種が個体群を維持するためには、離れ小島のように分布する熱水噴出域間を何らかの方法で移動することが必須となります。 本稿では、深海熱水噴出域に生息する貝類の一種が、プランクトン幼生期に太陽光の届く水深帯まで鉛直遊泳し、表層流にのって遠方の熱水噴出域へ移動するという初の実験的証拠について紹介したいと思います。 伊豆・小笠原海域の明神礁カルデラ熱