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トランプ大統領の「ドル安円高」の方向性が見えつつある
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トランプ大統領の「ドル安円高」の方向性が見えつつある
一時は112円台まで下落したドルが115円まで回復してきました。しかしこのまま、素直に116円台やそれ以上... 一時は112円台まで下落したドルが115円まで回復してきました。しかしこのまま、素直に116円台やそれ以上に向かっていくのかというと一時的にはそうなるかもしれませんが難しいでしょう。中長期的には120円や125円までのドル高になるという当初の専門家たちのトランプフォリア論はもう真実味がなくなったのではないでしょうか。というのもトランプ大統領は26日に米フィラディルフィアの共和党上下両院集会の演説で今後の通商交渉には「通貨安誘導に対し極めて極めて強い制限を導入していく」と表明したからです。 特に日本は中国やメキシコと同じように為替が米ドルに対して安くなっており、それが貿易不均衡を生んでいると考えられているので、2月10日に予定されている日米首脳会談などでもトランプ政権後に進んだ円安ドル高の現状に関して言及がなされる可能性があります。また、TPPからの撤退後は日米の2国間協議で円安を許さない制