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【更新】いま大きな政府か将来もっと大きな政府か
きょうの総選挙は自公で2/3を維持しそうで、小池百合子氏の逃亡した希望は惨敗、「劣化社会党」の立民が... きょうの総選挙は自公で2/3を維持しそうで、小池百合子氏の逃亡した希望は惨敗、「劣化社会党」の立民が野党第一党と、政治は退化してしまった。これで憲法改正は視野に入ったが、それより大きな問題は、日本の政治にまともな選択肢がないことだ。8月の記事の図を更新すると、今の対立軸はこんな感じだろう。 日本には小さな政府を志向する保守政党がないという傾向は、今度の選挙の公約でますますはっきりした。消費税を予定通り上げる(一部は流用する)自民党と、それに全面的に反対する野党という対立は、世界的にみると珍しい。アメリカでも医療保険や減税をめぐって対立が繰り返されているように、大きな政府か小さな政府かが主要な対立である。 日本でそういう対立が成り立たないのは、国債発行の歯止めがなくなったからだ。今までは社会保障支出の赤字を「社会保障関係費」と称して一般会計で埋め、それを国債でファイナンスすることによって給付