新聞とウェブとの関係 - 松本徹三

大分古い記事になりますが、北村隆司さんは、6月1日付の「テネシー大学の新聞学科卒業生への祝辞に学ぶ」と題するブログで、サム・ヴェナブルの言葉を引用され、新聞社などの伝統的報道機関とウェブは、敵対するのではなく、今後ますます相互依存を高めていくべきであると強調されました。そして、この両者を融合させようとしている「米国の新聞業界」に比べ、今なおウェブを蔑視して、古色蒼然たる自らの理念に固執しているかに見える「日本の新聞業界」を嘆いておられました。 しかし、私は、北村さんとは少し違った観点から、この状況を見ています。 先ず、しばしば引用される日本の既存メディアによる「ウェブ蔑視的なコメント」は、既に引退が近い老齢の経営幹部の言った事がたまたま引用されているだけであり、中堅幹部はもっと危機感を持っていると思われることです。既存メディア、特に新聞の世界にどっぷり漬かってきた人達は、生来極めて「誇り」

[chroju]

真に民意を問える可能性がある「双方向性」と、枚数の限度がない「拡張性」において、新聞はウェブと融合すべき／新聞のメリットも挙げててバランスが取れた主張。今の新聞サイトは本紙購入促進用だよな明らかに。

[kurima]

新聞社サイトで被ブクマ数が少ないのはどう考えてるんだろう http://skurima.com/hatenabookmark

[kenjiro_n]

現在反目しているマスコミ言論とブログ言論は相互補完すべし、との意見。この意見には同意したい。

[kikai-taro]

「既に引退が近い老齢の経営幹部」てのがいつまでもウロウロするし、中抜きで若手を汚染するから困るんだ。それと“新聞”と“新聞紙”を峻別して語るべきだろう。ごっちゃにすると本質がぼやける