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17歳の歳時記 祖母の中の少女 - 人と栖と
ずっと大切に保管しているものがあります。 表紙に1930と書かれた黒い手帳。 30年以上前に他界した祖母... ずっと大切に保管しているものがあります。 表紙に1930と書かれた黒い手帳。 30年以上前に他界した祖母のものです。 祖母が17歳の少女だった頃の、一年間の日記が綴られています。 満州事変の前年、関東軍が暴走を始めていた頃。 直前にニューヨークの株式市場が大暴落、世界恐慌が日本に波及し、昭和恐慌が始まった頃でもあります。 世界中を不穏な影が覆い始めていた1930年の一年間。 それでも、この手帳からは、世界の片隅で日常を精一杯生きていた少女の息遣いが伝わってきます。 そこには、時代や国が違っても変わらない、17歳の少女の哀しみや喜びが溢れています。 この手帳を手にする時は、まるで清流に手を浸しているようで、生きていることそのものが、これほど瑞々しいものかと思います。 17歳の少女の言葉を読む、彼女よりはるかに年齢を重ねた自分。 その自分が夜中にぐずった時、おぶって子守唄を歌ってくれた祖母。