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『旧テキスト——佐々木中『きりとれ』書評』
『文學界』の1月号に いま話題の 佐々木中の本についての書評を 掲載しました。 もう雑誌も書店において... 『文學界』の1月号に いま話題の 佐々木中の本についての書評を 掲載しました。 もう雑誌も書店においていないので ここで公開します。 なぜこの口調が必要か? 佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』書評 國分功一郎 本書は『夜戦と永遠』で注目を集めた佐々木中の第二作である。その中心テーマは〈読む〉ことである。読むことがどれほど爆発的な力をもっているか。たとえばルターは聖書を読むことで、この世界の秩序の無根拠を知った。ルターの起こした〈革命〉(=宗教改革)はそこからこそ説明されうる。かくして佐々木は、文学こそが「革命の本体」であり、「革命は文学からしか起こらない」と断言するに至る(八〇ページ)。この断言を、ルターはもちろんのこと、ムハンマド、更には佐々木がルジャンドルに依拠しつつ注目する中世解釈者革命を通じて確認していくのが、本書の大筋である。その中途では、諸領域をまたがる溢れんばかりの知識が惜し
2012/09/22 リンク