「少女小説」を愛するということと、その忘却について

少女小説が好きだ。 戦前の吉屋信子氏に代表される「少女小説」から始まり、時代の流れのなかでいちどは途絶えそうになるものの、70年代後半にやはり「少女小説」を愛していた氷室冴子さんをはじめとするコバルト文庫の作家さん方によって再び脚光を浴び、2020年まで連綿と息づいてきた少女小説が、好きだ。 昔からずっと変わらず月が愛でられてきたように、百年前から変わらず「少女小説」を愛しているひとたちがいる。そんな長い歴史の浪漫の一端に、きっと私もいるのだろう。 青春時代、「少女小説」というひとつの空間のなかで、ひそやかに繰り広げられてきた世界に没頭し、陶酔し、生涯大切にしようと胸の前でそっと本を抱えながらその思い出を心の奥底にある宝箱のなかにしまったのだ。 私が初めて少女小説を読んだのは、中学生の頃だった。学校の図書室で、静かに置かれていた『シュガーアップル・フェアリーテイル』シリーズを偶然手にして、

[enemyoffreedom]

コバルトあたりまで時代が下ればラノベに分類した方が適当にも思うが、やはりX文庫あたりは一段違う独自性はあったかな。バブル崩壊というか団塊ジュニアがハイティーン〜成人になるあたりが端境期だったか

[MiG]

特有の甘さがあるよね＞少女小説。今はもう少し低学年向けの青い鳥文庫とかにそういうシリーズありそうだと思ったけどどうなのかな。

[asitanoyamasita]

少女小説特有の甘く儚い文体、例えや表現、雰囲気…は読んでて自分の感性を「異世界」に誘ってくれる…／少女マンガでいうなら、あのトーンで描かれた謎のホワホワした記号とかに通じる雰囲気

[ichise]

全盛期だったのが1980年代後半、その後、マリみてや彩雲国など00年代ぐらいまではヒット作はあるものの、この方がはまった中学生の時には、すでに絶滅危惧種的な扱いになっていたのが切ない……

[REV]

一迅社文庫 / 一迅社文庫アイリス　や、ガガガ文庫/ルルル文庫　のように、パラレルに企画された例も稀にあるが、少年向けと少女向けレーベルは別個の進化を遂げることが多い気がする。

[mouseion]

なろう(カクヨムなども)にとって代わられてる感。別に異世界に転生/転移するだけがなろうじゃなくて現代の社会問題を切り口にご都合主義的な話や逆に理不尽な展開ばかりなのもあるけど結局一般小説と変わらんね。

[kou-qana]

コバルトはジャパネスクくらいしか読んでないけど、母の実家にあった吉屋信子をたくさん読んだ。少女の頃読んだ人は、置いといたら娘がハマるかもしれない。

[lilllllll]

違国日記の槙生が少女小説家という肩書なのは、そういう少女小説の文脈が背景にあるんだろうと思ってる。

[yoshida_kawauso]

林葉直子の小説も結構面白かったよ　若いころはめっちゃ美人だったしなあ…

[Lhankor_Mhy]

「少女小説」ではなくて、「ジュニア小説」とか「ジュブナイル」とか呼んでいたと思う。というか、挙がっている作品群は、当時すでに「ラノベ」ではなかったかな？

[solt-nappa]

ケータイ小説の登場が「少女小説」というカテゴリーを混濁させたような気がするんだよね･･･。

[kukky]

吉屋信子は、氷室冴子『クララ白書』『アグネス白書』の主人公しーのの愛読書設定でしか知らないや

[wdnsdy]

まだ大学生なのにそんなに少女小説を儚まないでくれよ。若い子にそんな事言われたらまだそのジャンルを楽しんでるオッサンの立場がないじゃんよ…

[otokinoki]

11月発売『大人だって読みたい！　少女小説ガイド 』嵯峨景子／三村美衣を読みましょう。少女小説解説の決定版。そして絶好調の集英社オレンジ文庫及び時代小説文庫を読むべし。

[nununi]

コバルトOGの皆さんは、わりとオレンジ文庫に移行してる雰囲気。

[morimarii]

少女小説の繁栄っぷりと粗製濫造っぷりはすごいものがありましたね

[wuzuki]

ティーンズハート、レモン文庫、少し下の世代向けだと、とんでる学園シリーズあたりを小中学生時代に読んでた。図書館で取り寄せて読んでたので同世代とは話が合わない。青い鳥文庫の小林深雪作品は未だに集めてる。

[RCHeLEyl]

最近の少女小説って、転生ヒロインものとかハーレクイン物とかになってしまっている。おそらく増田が好むような繊細な「少女小説」はコバルト文庫でも多くなさそう。（もう離れてしまったけど）

[kamanobe]

コバルトを読んでいた小学生の時点でライトノベルだと思って読んでた。あるいはジュニア小説。「少女小説」という名前が醸し出す雰囲気は苦手だったから全面に出されてたら読んでなかったかも。(歴史は尊重する)

[toraba]

『夏子の冒険』

[brightsoda]

コバルト文庫の投稿ショートショート集読んだな…

[frothmouth]

なるほど、勉強になりました

[ROYGB]

「少女小説家は死なない!」で少女小説という言葉を知った。自虐的もしくはネタ的に、読む人の限られた狭いジャンルで、変わり者の作家ばかりと書かれてた。マンガ化されたときはブーム後なので、設定が変わってた。

[cider_kondo]

つい、三島由紀夫『川端さんの少女小説をわが子に読ませているのは、何か大まちがいをしているんじゃないだろうか』http://kokoro.squares.net/?p=2468 を思い出して全文読んでしまった(林先生も「少女小説」って単語知らんのな

[fut573]

ミッキーのおしゃれ読本とか、龍と魔法使い公式ガイドブックみないな独特ののりが結構好きだった。

[surume000]

太宰の女生徒は？少女小説？