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マイクロサービス化における開発作業を効率化する「フロントエンド用バックエンド」を解説
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「フロントエンド用バックエンド」(Backends For Frontends 以下、BFF)パターンは、API層を使ってデ... 「フロントエンド用バックエンド」(Backends For Frontends 以下、BFF)パターンは、API層を使ってデータの前処理、呼び出しと応答などを処理し、マイクロサービスにおけるフロントエンドの開発作業を簡素化するアーキテクチャのことだ。本稿ではその仕組みやメリット、実装方法を解説する。 API層で頻繁な呼び出しやデータの前処理を効率化 多数のマイクロサービスで構成されたソフトウェアを再設計する場合、フロントエンド開発が課題となることがある。「React」や「Angular」のようなライブラリやフレームワークを利用したアプリケーション(以下、アプリ)にログイン処理を実装するだけでも、以下のようなサービスと複数回のやりとりが必要になるからだ。 シングルサインオン(SSO)のための認証サービス ユーザーの権限を確立するための認可サービス 個人向けにカスタマイズした「ようこそ」の画面