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映画評『ノルウェイの森』 - 越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa
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映画評『ノルウェイの森』 - 越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa
「他者」のいない映画--トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』 越川芳明 たとえグロテスクなシーン... 「他者」のいない映画--トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』 越川芳明 たとえグロテスクなシーンでさえも、美的なコーティングを施すことによって耽美的で叙情的なシーンに転化するのは、トラン・アン・ユン監督の得意とする手法だ。 ヴェネチア国際映画祭グランプリ受賞作の『シクロ』(1995年)は、社会の底辺で生きている姉弟を視点に据えながらも、戦後ヴェトナム社会に特有の階級やジェンダーの問題を脱色することで、社会批評の精神を失った作品だった。 社会の周縁に追いやられた「他者」の視点からのエッジの効いた社会批評がまったく見られない。 最新作『ノルウェイの森』でも、冗漫といえるほどに「叙情」に流れるそのスタイルは変わらない。 二時間以上もオリエンタリズム(一種のジャポニズム)に毒された独りよがりの「饒舌」に付き合わされるのは、たまらない。 一見物語とは関係のない叙情的なショットがよく出てくる。 た