著作権に基づいて立ち読みを禁止できるのか？：栗原潔のテクノロジー時評Ver2：オルタナティブ・ブログ

ちょっと前に立ち読みについて書いたときに思い付いたネタですが、あくまでも架空の話です。あるマンガ家が「私のマンガを立ち読みされるのは身を切られるようだ。今後は、金を払って買った人にしか読ませない。立ち読みするやつは著作権侵害で訴えるぞ」と言ったとします。これは可能でしょうか？もちろん、立ち読みがモラル的にどうかという話、書店が店舗の管理者として立ち読みを禁止できるという話、立ち読みさせた方がビジネス的に得だ損だという話は別に考えて、著作権に基づいて立ち読みを禁止できるかというお話しです。 禁止できないと思います。理由は、著作権法には、複製をしたり、譲渡をしたり、上演したり等々をコントロール規程はあっても、読むことをコントロールする規定がないからです。 もう少し現実的な例として、マンガの著作者が漫画喫茶で自分の作品を読まれたくないからと思っても、現行法では禁止する手立てはありません（もちろん

[naohiko7]

2007年記事。栗原潔のテクノロジー時評Ver2 著作権に基づいて立ち読みを禁止できるのか？ ITmedia

[summercontrail]

"そもそも、著作権法の基本的な発想として著作物をその本来の目的に沿って見たり、聴いたりすることに対するコントロールの規程はない"

[mohno]

正規（合法）な流れで陳列された雑誌の立ち読みと、無許諾（違法）にアップロードされた著作物の使用を比較した考察。KSTK さんかナガブロさんの登場に（少し）期待。

[hatayasan]

「著作権法の基本的な発想として著作物をその本来の目的に沿って見たり、聴いたりすることに対するコントロールの規程はない」「著作権法は、著作物の利用はコントロールするが、使用はコントロールしていない」

[banraidou]

「そもそも、著作権法の基本的な発想として著作物をその本来の目的に沿って見たり、聴いたりすることに対するコントロールの規程はないのです。」

[myrmecoleon]

立ち読み→ダウンロード　の論の流れ。前者が禁止できないのは自明。では後者は？

[Southend]

“コンピューターの世界では視聴（使用）と複製（利用）の境界線が微妙”“ダウンロード側の規制を強めるというのは著作権法の「設計思想」から言うとちょっと特殊なケースだと思える”なるほどなぁ。

[udy]

"著作権法は、著作物の利用はコントロールするが、使用はコントロールしていない""コンピューターの世界では視聴（使用）と複製（利用）の境界線が微妙"なんか凄く大事なこと言ってない？

[matsui899]

copyの権利だものね。かなり根本的問題を指摘している。