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現代歌人ファイルその144・五島諭 - トナカイ語研究日誌
五島諭(ごとう・さとし)は1981年生まれ。早稲田短歌会出身で、現在は歌誌「pool」に所属している。 約... 五島諭(ごとう・さとし)は1981年生まれ。早稲田短歌会出身で、現在は歌誌「pool」に所属している。 約束を果たせないまま物置の隅に眠っているシュノーケル ラジカセの音量をMAXにしたことがない 秋風の最中に どこか遠くで洗濯機が回っていて雲雀を見たことがない悲しさ 世界を創る努力を一時怠って風に乗るビニールを見ている そのぐらい一瞬だよとささやいて蟻をつぶした 漆黒の蟻 傍らにピストルがある肖像のピストルだけが桃色の渦 ああ夜の帳はおりてゆきながら生まれるという災難に遭う 限界を突き破れない不全感。それが五島の短歌世界を貫いている大きな柱だろう。2首目のラジカセの歌は穂村弘のエッセイ「言葉の金利」にも引用された歌で、「ゼロ金利世代の代表歌」として扱われている。「音量をMA/Xにした/ことがない」という複雑な句またがりに、作者の屈折があらわれている。MAXにできることは知っているけれど、
2011/12/19 リンク