この文章は、KIRINとnoteで開催するコラボ特集の寄稿作品として、主催者の依頼により書いたものです。 僕渋谷でワインバーを25年間経営しているのですが、先日、外国人のお客様が来店しまして、「ボトルでフルボディの赤ワインがほしい」と注文されたので、何本か持っていって、「こちらがカベルネソーヴィニヨンで6600円で、こちらが」って説明していると、その方たちが「ふふふ」って笑うんです。理由はわかりますか? すごく安いからなんです。僕たちが外国のすごく物価が安いところに行って、食事をしてお腹いっぱいになって二人でお会計が1000円とかって言われたら、「安ー!」って笑ってしまうことってありますよね。あれと同じなんです。ほんと日本、安くなりましたよね。まあでも安くなったからこそ、いろんなお客様との出会いが増えました。 コロナ後、外国人のお客様すごく増えたんですね。先日は東南アジアの方だろうなあって