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「犬に一部を食べられた」遺体――独身派遣OLはなぜ孤独死を迎えたのか | 文春オンライン
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「犬に一部を食べられた」遺体――独身派遣OLはなぜ孤独死を迎えたのか | 文春オンライン
2011年におこなわれたニッセイ基礎研究所の調査によれば、日本全体の孤独死者数は約2.7万人にのぼるとい... 2011年におこなわれたニッセイ基礎研究所の調査によれば、日本全体の孤独死者数は約2.7万人にのぼるという。65歳以上の一人暮らし世帯に限定しても、2006年に約1900人だった孤独死者数は2016年には約1.7倍の約3200人まで増加している。 しかし孤独死は高齢者に限った問題ではない。30代から50代のいわゆる「現役世代」の人間でも、時として孤独死にいたることがある。フリーライターとして孤独死や事故物件について関心を寄せる菅野久美子氏の著書『家族遺棄社会 孤立、無縁、放置の果てに。』(角川新書)より、一部を引用する。 ◇ ◇ ◇ 犬に体を食べられた独身派遣OLの最期 孤独死の要因として挙げられるのが働き方だ。 それは、ある年の夏も終わる9月の末のこと。上東(編注:同書で取材を行った特殊清掃員)は、ある女性から連絡を受けた。姉が孤独死したので、マンションの部屋を片付けてほしいという。 「