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「オレは“悪名”でいいんだよ」…“いじめっ子”“阪神のジャイアン”と呼ばれた中込伸が誤解を解かずに沈黙を貫き続けたワケ | 文春オンライン
中谷仁の左目に携帯電話を投げつけ、さらに山村宏樹をいじめて退団に追い込んだとされる「阪神のジャイ... 中谷仁の左目に携帯電話を投げつけ、さらに山村宏樹をいじめて退団に追い込んだとされる「阪神のジャイアン」こと中込伸。だが当事者に話を聞くと、世の中のウワサとは全く異なる真実が――。 ここでは喜瀬雅則氏の新刊『阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや?』より一部抜粋。当事者の証言と共に99年に起きてしまった“事件”の真相に迫る。(全3回の2回目/#1、#3を読む) ◆◆◆ 「ちょっと来い。ポンコツたちと行くぞ」 1999年夏のある日。 ファームの本隊は、遠征に出ていたという。 鳴尾浜に残っているのは、出場機会のない調整組と、ケガ中のリハビリ組。練習を終えた中込の視線の先に、うつむいたまま、寮を出てきた中谷の姿が映った。 「パッと見て、暗いなと思ったんよ。たまたまあいつ、下向いて出てきたんよ、寮から」 中込は、たまらず声をかけた。 「おーい、ちょっと今から、1軍のリハビリ組、ポンコツたちと一緒にバ
2023/06/01 リンク