吉村知事、政治家の都合で物理法則は動きません

「女の子は、砂糖にスパイスに、素敵なものぜんぶでできている」と、マザーグースの歌詞にある。 米国製アニメ「パワーパフガールズ」（1998年）では、「お砂糖、スパイス、素敵なものをいっぱい混ぜると、めっちゃかわいい女の子ができる……はずだった」で、ユートニウム博士は間違えてケミカルX（これが何だかは本編中でも明かされない）も混ぜて、怪力のパワーパフガールズを誕生させてしまう。もちろんパワーパフガールズは、マザーグースの本歌取りである。 実はこの歌詞には前段がある。「男の子は、カエルにカタツムリにこいぬのしっぽでできている」というのだ。 20世紀後半に男の子だった自分が考えるに、これは19世紀的な分析だ。20世紀、男の子の世界はずっと多様化した。 それは、世界が19世紀以前よりずっと多様化したからだろう。男の子の周囲に小動物しかいなかった時代から、鉄道が走り自動車が走り飛行機が飛び、自転車に乗

[kechack]

吉村洋文大阪府知事が万博の目玉とも言える「空飛ぶクルマ」の運航について「飛べば十分」と、当初の「商業的な乗客輸送に使う」という話から一転後退した考えを示したことを題材に、物理法則の重みを学んでみよう

[quelo4]

“ヒトという「群れる類人猿の末裔」にとって人間関係は人生の重大事だが、その外側には人間関係など一切関係ない物理現象の広大な世界がある。忘れがちだが、特に自然災害大国日本で生きるに当たっては大切な感覚”