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財務省と農水改革派が“結託” 予算漬けコメ重視政策を転換
計画のポイントは二つある。第一に、「食料自給率」の目標を、現実的に達成可能な水準に見直したことだ... 計画のポイントは二つある。第一に、「食料自給率」の目標を、現実的に達成可能な水準に見直したことだ。具体的には、カロリー(供給熱量)ベースの食料自給率の目標を2020年度までに50%から、25年度までに45%へと引き下げた。一方で、生産額ベースの食料自給率の目標を70%から73%へと引き上げた。 カロリーベースの食料自給率は13年度で39%と低迷している。高過ぎる目標値は、農林族議員や農協が巨額の補助金を維持・獲得するための大義名分となっていた。逆に、生産額ベースの目標値を引き上げたのは、米から野菜など付加価値が高い作物への移行を促すためだ。 第二に、食料自給率とは異なる新たな指標として、「食料自給力」を盛り込んだ。食料自給力とは、輸入が途絶えたときに、国内農地をフル稼働するとどれくらいの食料が生産できるかを示したもの。食料自給力の初試算によれば、イモ類などハイカロリーな作物へシフトすれば、
2015/04/01 リンク