街路樹、一つの市で7億円の資産価値も 維持費を上回る多様な恵み：朝日新聞デジタル

気候変動やそれにともなう災害の対策として近年、街路樹のもたらす効果に注目が集まるようになっている。一方で、中古車販売大手ビッグモーターの事件を受け、専門家からは「価値が伝わっていない」と嘆く声も上がる。 こうした中、国内外で街路樹の資産的な価値を客観的に評価しようという研究も広がりつつある。街路樹はいくらの価値があると換算できるのだろうか。 アメリカで樹木の価値推定ができるシステム「i-Tree Eco（アイツリー・エコ）」が開発された。 樹種や木の高さ、幹の太さ、周辺の環境などを入力することで、これまで統一的に評価することが難しかった大気の浄化作用や集めた二酸化炭素（CO2）や雨水の量など、どのくらいのメリットをもたらしているのかを資産価値として推定できる。 すでに北米やヨーロッパなどで利用が広がっているものの、日本では推定のために必要なデータが乏しく、応用が進まずにいる。 大阪産業大の

[kiku72]

“、大阪府吹田市内の街路樹の資産価値について調査”