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「「カッコいい」のある風景─民俗学とその周辺にとっての’80年代─」 - 雅爛堂書庫
いまや「暴力でぶ」という二つ名で知られる大月隆寛であるが、かつては気鋭の民俗学者であった(という言... いまや「暴力でぶ」という二つ名で知られる大月隆寛であるが、かつては気鋭の民俗学者であった(という言い方は失礼ですね。今でも民俗学者です。「民俗学」なるものが今も存在しているのであれば)。そしてその同時期、大塚英志もまた民俗学的な用語をちりばめた文章によって名を知られるようになっていた。その時期の彼らが「同じような書き手」であると「メディア的」には見なされていたことについては、『うわさの本 (別冊宝島 92)』などの一連の宝島ムックを見るとよく理解できるであろう。 だが、大月は「ここ数年不幸にもその名を一般に知られるようになった大塚英志という時代の病」(「「カッコいい」のある風景─民俗学とその周辺にとっての’80年代─」 初出は『国立歴史民俗博物館 研究報告第34集』平成3年 『民俗学という不幸』所収)という強い口調で『少女民俗学―世紀末の神話をつむぐ「巫女の末裔」 (光文社文庫)』(「朝シ
2006/11/27 リンク