米国株、「総悲観」に染まった相場の中で、「いま買うべき」といえる「納得の理由」（鈴木 林太郎） @moneygendai

はじめに 11月のマーケットの振り返り 11月の米国マーケットの最も大きな注目ポイントは11月1-2日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)でした。その議事録が11月24日に公表され、その内容は世界中の金融関係者や投資家にとって重要な指標となりました。 そのなかでも今後のマーケットに大きな影響を与えると考えられるのが下記の2つの条件です。 （１）利下げペースが今後減速していくこと （２）FOMCが物価安定のために必要とする最終的な金利が想定よりも高いこと この部分は今後のFRBの動向を考察する上でも重要な指標であり、当然、投資家はこの条件をベースに投資戦略を検討する必要があるでしょう。 なぜなら（１）のようにFRBはこれまで0.75%という高い利上げを4回連続で実施しており、ここから徐々に0.75%→0.50%→0.25%と利下げを実施していくことが確実となったからです。 当然、利下